「ジムに行く時間も気力もないけど、家でちゃんと筋トレしたい」
そう思って 2021年7月に買った可変式ダンベル「FLEXBELL 2kg刻み 32kg(NUOBELL 232)」を、約5年間使い続けてきました。
私は工場で三交代勤務をしながら、週2〜3回のペースで通算500回以上、胸・背中・肩・腕・脚を全部このダンベル1台で回しています。
5年やってきて確信したのは、**「家トレが続くかどうかは、根性ではなく、道具選びでほぼ決まる」**ということ。
実はジムに通おうとした時期も何度かありました。でも続かなかった。一番の原因は意志の弱さではなく、**「ジムに行くまでの準備時間」**でした。家にダンベルがあれば、寝起きのジャージのまま、リビングまで歩いて5秒で開始できます。これが、5年続いた一番の理由です。
「FLEXBELLって本当に使い続けられるの?」「2kg刻みって意味ある?」「家族のいる家でうるさくない?」── そんな疑問に、5年使った実体験で答えます。
良かったところも、買う前に知っておきたかったイマイチなところも、正直にぜんぶ書きます。
まず結論:5年使って後悔してない
長く使ってきた感想を先に言うと、買って正解でした。
理由はシンプルで、
- 準備時間ゼロ・移動時間ゼロで、思い立った瞬間に筋トレを始められる
- 2kg刻みなので、漸進性過負荷(少しずつ重くしていく)にちゃんと対応できる
- 1台で全身19種目を回せる
- 5年使っても壊れていない
この4つが、**「家トレが5年続いた一番大きな理由」**です。
ただし、完璧な道具ではありません。マイナス点も3つ正直に書いていきます。後半で詳しく紹介します。
家トレを5年続けたい方には、本気でおすすめできる道具です。
※ 正規代理店ライシン取り扱いの 2個セット+スタンド の商品ページにリンクしています。1個のみの購入を希望する場合は同ページから選択可能。Amazon版リンクは申請承認待ち。
「ジム通い」 vs 「家トレ(FLEXBELL)」一発比較
実際に5年やってみて、「ジム派の頃」と「家トレ派になってから」で何が変わったかを表でまとめます。
| 以前(ジム通い) | 現在(家+FLEXBELL) | |
|---|---|---|
| 開始までの動作 | 着替え → 荷物 → 移動 → 受付 → ロッカー(5手) | リビングへ歩く(1手) |
| 移動時間 | 片道15〜20分 | 0分 |
| 重量変更 | プレート差し替え or 器具の順番待ち | ダイヤルを回す 5秒 |
| 「10分だけ」 | 「移動往復で時間がもったいない」と諦める | 10分でも気軽に始められる |
| 1年後 | 1〜2ヶ月で行かなくなった | 週2〜3回が習慣化 |
| 5年後 | (続いていなかった) | 累計500回以上、19種目を回せている |
「劇的に強くなった」のではなく、ジムに向かう”準備の壁”を丸ごと家の中に縮めたこと。それが、5年継続できた本質です。
結論より先に:自分に合う道具か30秒で判定
長文レビューに入る前に、買って満足できそうか先に判定しておきます。5年使ってきた実感ベースの、シンプルな自己診断です。
✅ 向いている人
- 家トレを長く続けたい人
- ジムに行く時間や気力が続かなかった人
- 三交代勤務・夜勤・シフト勤務など、生活リズムが不規則な人
- 2kg刻みで細かく重量を上げたい中級者
- 32kgまでで十分(パワーリフター志向ではない人)
❌ 向いていない人
- メイン種目で40kg以上を扱いたい人
- 床や騒音が極端に気になる住環境(深夜帯メインなど)
- 完全無音の器具を求める人
- とにかく安さ最優先の人
当てはまる方は、このあとの本文で5年使ったリアルをそのままお読みください。
FLEXBELL 32kg(NUOBELL 232)とは
簡単にスペックをまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | FLEXBELL 2kg刻み 32kg(NUOBELL 232) |
| 正規代理店 | ライシン |
| 重量 | 約2kg〜32kg(2kg刻み・16段階) |
| 私の購入時の価格 | 2個セット ¥62,800(2021年7月・楽天で購入) |
| 1個あたり換算 | 約 ¥31,400 |
| 保証 | 通常1年保証 |
ハンドルを握ってダイヤルを回すだけで重さが切り替わる、いわゆる「可変式ダンベル」です。土台(クレードル)の上で重量を選び、必要な分だけ持ち上げて使います。
NUOBELL(ノーベル)はスウェーデンのメーカーで、日本ではライシンが正規代理店として販売しています。FLEXBELLという名前で広く流通しているのは、この日本向け正規品のことです。
サイズ感:500mlペットボトルと比較
「32kgのダンベルって実物どれくらい?」と気になる方も多いと思うので、**500ml ペットボトル(GREEN DA・KA・RA)**と並べてみました。

最大の 32kg時 で、横幅はペットボトル1本分強といったところ。クレードルに収めれば直径20cm前後の円柱2個分なので、思っているよりコンパクトに収納できるのがFLEXBELLの強みです。
私が FLEXBELL 32kg を選んだ理由
家トレを始めるとき、悩んだ選択肢はいくつかありました。
- 普通の固定重量ダンベル数本(安いけど場所を取る)
- プレート付け替え式のダンベル(安いけど重量変更が遅い)
- 可変式ダンベル(FLEXBELL/PowerBlock など)
最終的に FLEXBELL 32kg を選んだ決め手は、次の3つです。
① 1台で全部済むサイズ感
2kg〜32kg を 2kg刻みでカバーできるので、サイドレイズの軽い重量から、スクワット・デッドリフト系の重い重量まで、これ1個で行けます。
② 2kg刻みという細かさ
筋トレを長く続けるには、**少しずつ重くしていく(漸進性過負荷)**ことが何より大事です。2.5kgや5kg刻みだと「次の重さに上がるまでが長い」という壁があります。2kg刻みだと、その壁が低くなって続きやすい。
③ 移動時間を永遠にゼロにしたい
これが一番大きいかもしれません。ジムへの移動・準備・着替えで合計30分以上かかるのが、私には続かない一番の原因でした。家にダンベルがあれば、思い立った瞬間に1セットだけでも始められる。これが結果的に、5年続いた最大の理由になりました。
5年使ってわかった「買って良かった3つ」
1. これ1台で全身19種目を回せる
5年間で、私がこのダンベルだけで回しているメニューは次の19種目です。
胸(5種目)
- インクラインダンベルプレス
- ダンベルベンチプレス
- インクラインダンベルフライ
- ダンベルフライ
- ダンベルプルオーバー
背中(4種目)
- ワンハンドダンベルロー
- チェストサポートダンベルロー
- ベントオーバーダンベルロー
- シュラッグ
肩(4種目)
- インクラインサイドレイズ
- サイドレイズ
- リアレイズ
- リバースフライ
腕(3種目)
- インクラインダンベルカール
- インクラインハンマーカール
- インクラインダンベルオーバーヘッドエクステンション
脚(3種目)
- ゴブレットスクワット
- ブルガリアンスクワット
- ダンベルRDL
全身を1個(重い種目は2個)でまかなえるのは、自宅で完結したい人にとってとても大きいです。インクライン系・チェストサポート系を取り入れる際はベンチが要りますが(後述)、ダンベル本体は1セットで完結します。

最小の 2kg に絞ればこのコンパクトさで、サイドレイズ・リアレイズなどの軽い高レップ種目もちゃんとこなせます。重い種目と軽い種目を1台で行き来できるのがFLEXBELLの本質的な強みです。
2. 重量変更がダイヤルだけ・5秒で済む
サイドレイズ → ショルダープレス → アームカールのように、部位ごとに使う重さが違うトレーニングでも、ダイヤルを回すだけで切り替えられるのは想像以上にラクです。

左が 最小2kg、右が 最大32kg。ダイヤルを回すだけでこの差をワンモーションで往復できるのがFLEXBELLの神髄です。

ダイヤル部分はこんな構造。+ / - の方向と現在の重量数字が大きく刻まれていて、目視で重量を確認しながら回せるので、種目間で迷うこともありません。
プレート付け替え式だと、種目ごとにナットを緩めて、プレートを抜いて、また締めて……という作業が入って、そのストレスでメニューを省略してしまうことがあります。FLEXBELL ならその問題はゼロ。
3. ジム代と移動時間が永遠にゼロになった
私が買った時の費用は 2個セットで ¥62,800(2021年7月時点・楽天)。決して安い買い物ではありません。
ただ、ジム会費を月 ¥7,000 として計算すると、約9ヶ月で本体代の元が取れる計算になります。
5年間で見ると、ジムに通っていた場合の月会費総額は ¥7,000 × 60ヶ月 = ¥420,000。本体代 ¥62,800 を差し引いても 約 ¥357,000 の節約です。さらに、ジムへの移動・準備にかかるはずだった時間 約500時間をまるごと自分の時間にできたことになります。
「最初の出費は重いけど、長く使えば使うほどコスパが上がる」── 5年使ってきた今、これは間違いなくそう言えます。
ここまで読んで「家トレを本気で続けたい」と思った方は、こちらから購入できます:
5年使ってわかった「正直、イマイチな3つ」
良いことばかり書いても信頼されないので、5年使って気になっているマイナス点も3つ正直に書いておきます。
1. 重量変更のとき、たまに引っかかる
普段はダイヤルを回せばスッと切り替わるんですが、たまに「カチッ」とハマってくれない瞬間があります。少し角度を変えて回し直すと直りますが、フォームの最中だと地味にストレス。
頻度は数十回に1回くらい。慣れれば問題にはなりませんが、新品からこの挙動はあるので「機械的にパーフェクト」を期待すると裏切られます。
2. 土台(クレードル)に戻すときに、ちょっとコツが要る
トレーニングが終わってダンベルを土台に戻すとき、真上から下ろさないとカチッと正しい位置に収まりません。位置がズレた状態で次に重量変更しようとすると、ダイヤルが回らない or 引っかかる原因になります。

クレードルとダイヤルの噛み合わせ部分はこんな感じ。真上から落とすように置くだけで正しい位置に収まります。
これも慣れれば自然にできるようになりますが、「最初の数週間は土台への戻し方に意識が要る」と思っておいた方が良いです。
3. 家族が寝ているとき、可動音が気になる
これは買う前にあまり想像していなかった点ですが、重量を変更するときの「カチャ」「カチン」という金属音は、深夜や早朝に動かすと家族の寝室まで届きます。
私の場合、夜勤明けで家族が寝ている朝に筋トレをしたいときがあるので、この音はちょっと気を遣います。完全な無音ではない、ということは知っておくと良いと思います。
「マイナス点も含めて納得できそう」と思った方は、こちらから購入できます:
三交代勤務でも家トレが続いた、本当の理由
私は工場勤務で、日勤・準夜勤・深夜勤の三交代で働いています。生活リズムが2〜3週間でガラッと変わる中で、5年間家トレを続けられたのは、FLEXBELL を選んだからこそだと感じています。
いつトレーニングしているか
- 日勤の日:基本やらない(疲れているので、無理しない)
- 休みの日:午前か午後、気が向いた時間に
- 夜勤明け:少し仮眠してから、夕方に
- 夜勤前:出勤までの空いた時間に
決まった時間にやるのではなく、**「やれる日にだけ、やれる時間でやる」**という運用です。
5年続いた一番の理由
正直にいうと、**「気が向いた瞬間にすぐ始められる」**これが全部です。
ジムに行こうとすると、
- 着替える
- カバンに水筒・タオルを入れる
- 移動する
- 受付を通る
- ロッカーで着替える
この準備だけで、夜勤明けの体には重すぎるんですよね。家にダンベルがあれば、寝起きのジャージのまま、リビングに歩いて行って5秒で開始できます。
普段の置き場所:階段の踊り場
ちなみに私のFLEXBELLは、階段の踊り場に常設しています。

リビングからは数歩の距離。普段は視界に入らない場所に置いておけるので生活感が出ないし、**「やる気が出た瞬間にサッと取り出して、リビングまで運んで5秒で開始」**という最短動線が組めています。
ジムに向かう「準備の壁」が、家の中で数歩歩く程度まで下がる。これが家トレを5年続けられた物理的な仕組みです。
そして、**「10分でも、20分でもいい」**と自分に許可しているのも大きいです。30分・1時間できないからと諦めるのではなく、サイドレイズ3セットだけでも今日は積み上げたと思える方が、確実に続きます。
完璧な1時間より、不完全な10分を積み重ねる方が、5年後の体は明らかに変わる。
これが、5年やってきての正直な感覚です。
5年使ってわかった「満足度の高い人 / 合わない人」
おすすめできる人
- 時間に追われて、ジムに行く準備が面倒な人
- 不規則勤務(夜勤・三交代・シフト勤務)の人
- 賃貸でも、リビングの一角に置けるスペースがある人
- 2kg刻みで漸進性過負荷したい中級者
- 5年・10年スパンで筋トレを続けたい人
おすすめできない(かもしれない)人
-
32kg以上を扱うパワーリフター
(メイン種目で40kg以上必要な人にはやや軽い。ただし家トレで32kgで全身鍛えるのは現実的に十分です) -
賃貸で下階への騒音が極端に心配な人
(マット必須。それでも振動は完全には消えません) -
重量変更の「ちょっとした引っかかり」が許せない潔癖な人
(実用上は問題ないが、機械的に完璧を期待すると違う)
買う前に知っておきたい3つの注意点
① 床保護マットは別途用意する
私はリビングのフローリングにジョイントマットを敷いて使っています。これはほぼ必須です。
直に置くと床が傷つきますし、トレーニング中に振動も響きます。1,000〜3,000円程度の追加投資で、本体と床、両方を守れます。
② ベンチがあると、種目の幅が一気に広がる
ダンベルプレス系・インクラインフライ・ショルダープレスなどを本気でやるなら、インクラインベンチがあると圧倒的に幅が広がります。
私もベンチを後から追加しましたが、最初からセットで考えても良いくらい、家トレ完成度に直結する投資です。
③ 1個で済むか、2個必要か
胸・背中・肩・腕・脚を両手同時にやる種目(ダンベルプレス、ベンチプレス系)をやりたいなら、2個必要です。
ワンハンドダンベルローや片手のサイドレイズなら1個でも回せますが、メニューを広げたいなら最初から2個セットで買うのが結局一番コスパ良いです。
私も2個セットで運用しています。
よくある質問
Q1. FLEXBELL ADJUSTABLE と PRO の違いは?
A. ADJUSTABLE(NUOBELL 232)は2kg刻み・16段階。PROは4kg刻みのモデルが基本ですが、ロック機構が強化されているなどの違いがあります。初心者〜中級者なら、2kg刻みのADJUSTABLE(NUOBELL 232)で十分です。
Q2. 32kgで重量は足りる?
A. 上半身の種目(プレス・カール系)なら、ほとんどの一般トレーニーには十分です。スクワットやデッドリフト系で「もっと重く」と感じるレベルになったら、その時にもう1段上の重量級を検討すれば良いと思います。
Q3. 床は痛みますか?
A. マットを敷けば問題なし。直置きはNGです。フローリングが傷つきます。
Q4. 騒音は近所に迷惑かかる?
A. 重量変更の音はそれなりに鳴ります。マットを敷けばトレーニング中の音は抑えられますが、深夜・早朝の使用は避けるのが無難です。
Q5. 何個買えばいい?
A. 基本は2個セット推奨。胸・肩のメイン種目を回したいなら2個必須です。ローイング系メインなら1個でも回せます。
まとめ|FLEXBELL 32kg はこんな道具
5年間、週2〜3回・累計500回以上のトレーニングを共にしてきた相棒として、最後にまとめます。
- 続けやすさ:☆☆☆☆☆(ジム移動ゼロが最強)
- トレーニングの幅:☆☆☆☆☆(全身19種目)
- 重量の細かさ:☆☆☆☆☆(2kg刻み)
- 耐久性:☆☆☆☆☆(5年使って壊れていない)
- 静かさ:☆☆☆☆(重量変更の音だけ難点)
「ジムに行く準備と移動時間が、自分の家トレを止めている最大の壁」と感じている人には、FLEXBELL 32kg を心からおすすめします。
ジムに行けない自分を責めるのではなく、ジムに行かなくても続く環境を作る。そういう発想に変わるだけで、家トレは想像以上に続きます。
私もこれからも、夜勤明けの朝も、休みの日の昼も、このダンベルを持ち上げ続けると思います。
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